曖昧ソースの髙木さん

山形大学iFront6期生

【活動報告】グローバルリーダー研修【リーディング大学院】

5月11日・12日にリーディング大学院のグローバルリーダー研修がありました。(これを書いているのは11日なのでまだ折り返し地点)

 

そこで、グローバルリーダーとは何か? グローバルリーダーになるにはどうすればいいか? を考える機会があったので、その思考過程を形に残しておこうと思います。

 

最終的には5分のプレゼンになるのですが、アウトプットだけだといろいろ削ぎ落とされすぎてしまうかな、と。

 

テーマは、

  • What is a global leader?
  • The global leader whom I aim at.
  • Required abilities for a global leader.
  • How to become a global leader?
  • Career paths after my graduation.

この5が提示されました。

最初に着目すると、「グローバルリーダーとは何か?」の次に「私が目指すグローバルリーダー」(名前など挙げて)とあったので、私が目指すグローバルリーダーを何人か思い浮かべたあとで帰納的にグローバルリーダーたる要素を抜き出していこうと思います。

この手法なら、結論から逆算できるので流れを組み立てやすいので。

 

いつもは、目標にしている人は誰か?と聞かれたら、メディアアーティストで研究者の落合陽一さんを挙げているのですが、自分が目指すグローバルリーダー像とは少しずれる気がします。僕が落合さんくらい働いたら間違いなく死にます。体力的に。睡眠時間、8時間は欲しいです。

あと、落合さん自体がまだ日々進化し続けているので、目標にしてしまうのは不適切です。現在猛烈に走り続けている人を目標にしてしまったら、無限に近づくことはできるかもしれないけど、絶対に超えることはできない。あと、FPSで例えるなら、ターゲットが高速移動してるのでエイムが合わない。

 

そう考えると、目指したい研究者像として近いのは、我らが城戸先生です。城戸先生も常に最前線にいることには変わらないのですが、数十年間ずっとトップランナーですし、同じ大学の先生なので、イメージしやすい存在なんですね。

大学の研究者として研究室を主宰しながら、国や企業から研究費を取りまくってきて、論文を出しまくる。それと併せて、研究室で生まれたシーズ技術をもとに事業を興して、社会実装を自らの手で進めていく。

毎年文部科学省からの運営交付金が削減されていることからも分かるように、研究者が研究だけしていては金銭的にやっていけないのは明らかですし、変化の激しい国際社会ではリスクをとって起業して、資金と人材を集めていけるような人材こそ日本を救うことができると思うのです。

 

ただ、時代が違えばリーダーに求められるものも違ってきます。もう数十年先を見据えると、貨幣経済の重要性は相対的に低下していって、信用経済が訪れるわけです(と私は信じている)。

研究者個人がキャラクター性をもって、主体的にソーシャルプラットフォームを活用したアウトリーチ活動をしていかなければなりません。落合さんはもちろんのこと、クマムシ博士として有名な堀川大樹先生とかが分かりやすい例でしょうか。城戸先生も雑誌とかテレビ、サマーキャンプなどでアウトリーチ活動も積極的にしていらっしゃるのですが、私の好みはクラウドファウンディングとかソーシャルハック寄りです。

 

ここまで考えて思い至ったのが、iPS細胞の山中伸弥教授の存在です。研究費をマラソンのチャリティで集めたり、iPS細胞関連の特許を開放してオープンイノベーションを促進したり、iPS細胞の量産体制を整えるための企業を立ち上げたりと、まさに世界を牽引するリーダーと呼べる先生です。(優劣ではなくて、私の好みによるところが大きいです。念のため)

 

こうして、私のグローバルリーダー像が明確になりました。

・世界をより良くする研究成果を出し続ける人

・世界の人々と良いコラボレーションができる人

・他の人々の目標とされる存在であり続ける人

 

次の、「グローバルリーダーに要求される能力は?」という問いは、上記のような人になるためにはどうすれば良いか?と換言できます。

 

まず、研究成果を出し続けるには、最大の効率で、試行と思考を繰り返していくしかありません。うちのボスがよく、いかにバッターボックスに立って、バットを振るかが大事だ、という話をしてくださいます。私は、打率10割でも打席が2年に1回とかだったら意味ないよね、バットを振りまくっていればだんだん上達もするしね、と理解しています。

現在、実験回数をこなしていく中で、乾燥の工程は複数同時にやろう、だとか、解析中の時間で報告資料も作成してしまう、というスキルは身についてきたのですが、まだまだ削れる無駄が多いと感じています。例えば、SEC(サイズ排除クロマトグラフィー)測定では1秒に5回取得されるデータが25分あるcsvデータが得られるのですが、それを毎回エクセルで読み込んでグラフを作成してパワポに貼り付けています。本来、こんなの人間がする作業じゃないです。さらっと自動化のコードを書いてボタン一つで完成品が得られるようにするべきです。世界中のライバルはそれで削減した時間で実験をしていると思うと寒気がします。

話が脱線しかけていますが、研究成果を出し続けるには、生産性を究極まで上げる必要があるということをここでは言いたいです。プログラミングで学んだぶんの時間投資は、必ず数年で回収できると考えているので。

 

ただ、Railsに浸かった後のVBAの独学は精神的にツラいので誰か教えてください。

 

 

個人として究極に生産性をあげたとしても、やはり一人でできることには限界があります。そこで必要となってくるのが周りを巻き込んでコラボレートする力です。

 

戦いは数だよ、と昔のエラい人も言ってます。

 

ところで、コラボレーションしたくなるような人って具体的にどんな人でしょうか。

私は、引き出しの多さと、ギブ&ギブができる人だと思っています。短期的には自分の利益にならなくても、他人に与え続ければ自然と協力的は人が集まってきてくれるという考えです。若造の甘ったれた考えかもしれませんが、信用・価値評価の方法が確立してきた現在、搾取されるデメリットよりソーシャルで蓄積される評価の方が重要だと信じています。まあ、なかなか有言実行とはいかないのですが。

 

最後、「他の人々の目標とされる存在であり続ける人」というのは、グローバルリーダーを継続的に生み出すために必須の条件です。いくら優れたリーダーたりえても、その存在が可視化されなかったり、若者のあこがれの対象にならなかったりすると、その人の寿命ぶんしかムーブメントが継続しません。私個人として、ノーベル賞をとった人より、弟子3人をノーベル賞に導いた師匠の方が偉大だという信念があります。10人の弟子を育てて、その10人が10人の弟子を育てて……みたいなあれです。

 

次の「どうしたらグローバルリーダーになれるか?」という問いですが、私は、周りの環境が大きなファクターだと考えています。

つまり、いかに早く、自分の独自性で、自分のビジョンのもとにフォロワーを集められるか? の勝負です。

 

人はリーダーに生まれるのでは無い。リーダーになるのだ。

(社会からの期待や環境によって性質が決定づけられる的な意味で)

 

つまり、世界初を名乗れる何かをやって、自分をリーダー的なポジションにさっさと固定してしまう、という戦略です。具体的に何っていうのはまだ無いのですが、リーディングプログラム終了に伴う援助終了に対する救難信号をクラウドファウンディングであげる、とか、世界初VR上で行う国際学会、とかいろいろネタは温めています。学会ってテクノロジーを利用すればもっと低コストでできるはずなんですよね。タイムマシン経営的な発想で、他業種では当たり前のコストカット手法を輸入してこれるはず。

 

 

最後のテーマである、「自分の卒業後のキャリアプラン」についてはここには書きません。誰かの参考になるようなものでもないし、不確実性も複雑性も高すぎるので(まず今の私の資産の大部分をしめるLiskの将来の値段によって3パターンくらいに分けられる)。

 

 

ここまでお読みくださった方、ありがとうございました。

 

 

山形大学VR部 (仮称) 設立のお知らせ(主に補足)

無事大学院に入学しました。髙木です。

 

タイトルの通り、山形大学でVR技術を扱うサークル的なのを作ろうとしています。

 

概要を説明する動画を作成していますので、まだの方は目を通していただければ幸いです。(VRのポテンシャルは動画のほうが伝わりやすい、拡散してもらいやすい等の理由で動画にしてます)

 

youtu.be

 

 

ここでは、動画内で端折った、設立の経緯やこれからの構想などを書いていきたいと思います。動画を見て興味が湧いた人向けに書くので、多少ディープな話になるのはご了承ください。

 

目次

  • VRに興味をもった理由
  • なぜVR部を設立しようと思ったのか
  • 活動指針
  • 募集要項

 

VRに興味をもった理由

 

VRに興味をもった理由をいろいろ考えたのですが、いちばん大きいのは、「VRChatというコンテンツに魅力を感じたから」だと思います。これまでもVR散歩とか、VRホラゲーとかの存在は知っていたのですが、そのどれもVRでなければいけない理由はなかったんですね(そもそも私、あまりゲームやらないですし)。でも、VRChatは、ゲームの枠を超えて、実際のインタビューとか、打ち合わせに使われていたり、有名人や海外の人との交流が気軽にできたりとかします。

 

これぞキラーコンテンツ

 

って感動しました。

自由度が圧倒的ですからね。

 

自分で欲しいと思った家具を配置したりはもちろん、モニターを9画面設置して仕事したり、ビデオミキサーとカメラ4台とクロマキー設備で生放送スタジオを作ったりと、現実世界では手が出ないような環境を手に入れられるわけです。10万円台の初期投資だけで!

 

まあ、実際はその初期投資がキツかったり、技術的に難しいところで躓いてしまったりと、なかなか理想どおりにはいかないのですが。

 

幸いにもこの「死の谷」を乗り越えられた私は、VRの桃源郷にたどり着くことができました。あとは分からないところはVRチャット内でアドバイスをもらったり、コツコツ初期投資を回収していけばいいわけです。モニター買う必要がなくなったり、物欲を3Dオブジェクトで満たしたりといった意味でも、技術力を伸ばしたり知識を蓄えたりといった意味でも。

 

このあたりの経験から、「VRを楽しむうえで制約になる問題のいくつかは、大学のサークルを設立すると解決できるのでは?」という考えに至ったわけです。

 

なぜVR部を設立しようと思ったのか

VRはその特性上、一度体験しさえすればそのポテンシャルや面白さが伝わるものの、なかなかそういった機会に恵まれていません(特に地方)。わたしも偶然東京に出たタイミングでなんとなく秋葉原に寄ってVIVEの体験をしてこなければ、購入の踏ん切りがつかなかったかもしれません。こういった最新技術に触れる機会の少なさが、回り回って東京と地方の格差につながっているのではないか、という問題提起も言い過ぎではないでしょう。

東京と地方の情報格差を埋めるには、距離の制約を超えるしかありません。そして、それを解消できる唯一現実的な手段がVRです。金銭的、時間的コストを超越して、どこにいても対面コミュニケーションやカンファレンスへの参加、商談などが可能になるのです。

ただし、これもVR機器があまねく全国に普及しなければならないという、卵が先か鶏が先か問題があります。革新的なVR体験をしないとそのポテンシャルに気づけないのに、その体験ができる場所が無い。これでは地方はまた東京に遅れを取ってしまいます。逆に、この問題さえ乗り切ってしまえば、我々人類は有史以来はじめて場所による制約から開放され、地方にいながら対面でのみやり取りされる大都市の情報ソースにアクセスすることができる。

ワクワクしませんか。

このムーブメントを担うのは、やはりデジタルネイティブの大学生やそれに近い若者でしょう。幸いにして、山形には2万人の学生がいます。東北で2番目に大きい工学部が米沢にあります。

VR体験会や3Dモデル作成講座など、私一人で行うには限界があります。継続性もありません。やはりここは、私が言い出しっぺになって、VR技術のアンバサダー(大使)になる人材を排出するような団体を作るしかない!

という謎の使命感に駆られて、山形大学VR部 (仮称) を作るという結論に至ったわけです。

 

活動指針

まずはメンバー集めです。新入生にはたくさん入って欲しいですね。山形大学は2年生以降キャンパスがばらばらになってしまうので、1年生のうちに友達になった他学部の学生と2年目以降もVR上で交流できるようになるのが理想です。

VR体験会は4月中に開きたいです。たぶんVR機器を持っている新入生は少ないので、私が持っているもので遊んでもらうのが最初でしょう。そこからモデル作成ワークショップとか、体験イベント開催の年間計画を立てていくかんじになると思います。

山形大学では公式サークルにならないと文化祭への参加とかに制約があるのですが、そこは考えてあります。私が所属するサークルで活動頻度が減っているところがあるので、そこのいち部門として合併しちゃう案がWin-Winでは?という話になってます。

とにもかくにも、メンバーが集まらないことには詳細をつめられないので、興味のある人はまずは声をかけてください。仮に山大生ゼロで芸工大生20人とかなったら、芸工大のサークルになるかもしれませんしね。

メンバーがやりたいことがあればプロジェクトリーダー的な立場で主導していただいて構いません。引き抜きもOKです。

私が主導しての活動は金曜夜〜日曜夕方くらいを予定しています。

 

募集要項

特にありません。山形大学VR部 (仮称) は概念です。ただし、諸々のリアル社会の制約により、私が出向いていろいろできるのは山形大学小白川キャンパス・飯田キャンパス・米沢キャンパス・東北芸術工科大学東北文教大学あたりに限られます。日本語ネイティブ、英語ビギナーでの対応が可能です。

質問などあれば私のツイッター、質問箱、YouTubeのコメント欄等からお願いします。まあ、連絡がつけば何でもOKです。

参加したい人がいればLINEグループにぶち込んで行きますので、私のLINE IDを受け取れるアドレスなりあなたのIDなりを送ってください!

 

 

【仮想通貨】絶対に自分は大丈夫だと思っていたのにChangellyのフィッシング詐欺にあった話【注意喚起】

2017年末ビットコインをはじめ、様々な仮想通貨が高騰していますね。

 

ギリギリ扶養はずれないで今年は乗り切れるかなーと思っていたら、ネムとイーサリアムが倍くらいになったので諦めて売ることにしました。前回の記事の意味……

 

gaogaomu.hatenablog.jp

今までガチホする予定しか無かったのでコインチェックとZaifのアカウントだけで運用してきたのですが、ある程度の金額の通貨をリバランスするということで、Changellyを使用してアルトコインをビットコインに変えた後に、CCとZaifの高い方で日本円に変えることにしました。

Changellyについて詳しくはこちら↓

www.ikedahayato.com

いくつかのブログを参考にしながら、Google連携でChangellyのアカウントを作成。

届いたメールからアカウントを有効化。

そこから、ETH/BTCチャートの動きを見て良さげなタイミングを見つけて、もう一度サイトにアクセスしました。

 

使い方が簡単なこともあって、ブログの内容を思い出すまでもなく交換用アドレスを作成し、ETH送信。

しかし、いつまで経っても指定したアドレスにBTCが振り込まれない。

 

……これはおかしいぞ、とカスタマーサポートに連絡するべく、送信ページを開き直した時、ふとURLを確認するとそこには——

 

changellyli.com

 

……あー、これが噂に言うフィッシング詐欺か、と。

 

f:id:gaogaomu:20171214232432p:plain

(他にもいろんな偽URLパターンあると思います)

 広告ページを利用するフィッシングサイトの存在は知っていましたが、こんなに大手でも攻撃されるんですね。見つけたらすぐにGoogleに通報しましょう。

 

……そして、これがフィッシングサイトのスクショ。

 

f:id:gaogaomu:20171214232955p:plain
f:id:gaogaomu:20171214232950p:plain

左が本物で右が偽物。本物はETHの送金づまりのため、そもそも交換を停止している。

 

落とし穴だったのが、いちど本物サイトでログインしているので、キャッシュが残っていて自動ログインしたとばかり思っていていつの間にか偽物サイトにすり替わっていたことに気づかなかったこと。最初にブログのアフィリンクから飛んだので、次に検索窓からサイトに訪問した時も自動ログインしたようにしか見えなかった

 

これで一回脳が騙されてしまえば、多少不自然な所があろうと(ETHづまりのお知らせが無いとか、いくつかのボタンがリンク切れしているとか)さっき解消されたのかな〜とかアクセス集中してるのかな〜と勝手に脳内補完して納得してしまう

 

いや、まさか自分が釣られるとは思っていなかったし、完全にしてやられました。

 

だって最初にアクセスした時にURL注意して見たり、httpsか確認したり(今回は詐欺サイトもhttpsでした)、「changelly 詐欺」とかで検索したんですよ?

こんな高度な心理学的テクニックを利用して騙されるとか、想定してないです……。

 

一瞬の油断が命取りになるという、貴重な体験をさせていただきました。

まあ、全財産取られたわけじゃないので、勉強代だと思って無理やり納得……。

でも転んでもタダで起きるのは癪なので、ブログにまとめてアクセス数で稼いでやろうと思った次第です。

 

ぜひ、これ以上被害者を出さないためにみなさんのアクセスで「changelly 詐欺」SEO一位にしてくださいw

 

みなさんも仮想通貨の送金を伴うサービスを利用する時は細心の注意を。

ブログ記事のリンクから飛んでも、そのブログ自体がフィッシングサイトへの誘導の為のものかもしれないですからね。疑ってかかるに越したことはないですよ。

 

 

えー。

ところで、タダでは起きない第二弾です。

 

この一件で、手数料高いし微妙だなと思っていた国内取引所の「安心感」が身にしみてわかりました。トラブルがあっても日本語対応ありますし、セキュリティも高いですからね。3%程度の販売手数料でその安心が買えるなら安いものです。

まあ、この記事を読んでいる人はとっくにアカウントを作っていると思いますが、海外口座だけという人、または国内でも一箇所だけという人はリスク分散で複数サービスを利用することを激しくオススメします。

 

Zaif金融庁の認可をいち早く受けた取引所で、手数料を抑えつつ、安心してビットコインモナコインが板取引できます。

 

CoinCheckは何と言ってもアプリが使いやすく、セキュリティも高いです。アプリならフィッシング詐欺に引っかかる心配もありませんしね!!

ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin

 

(他のサイトは私が利用したことが無いのでよく分かりません)

 

 

バナーをクリックしてリンク先に飛んだ後は、URLの確認を忘れずに……フィッシング詐欺かもしれませんよ……

 

 

仮想通貨の売買でうっかり親の扶養を外れそうになって節税策を調べ尽くした話

2017年5月からコインチェックで仮想通貨の売買を初めて、11月に含み益が200万円、確定させた利益が40万円ほどになりました。

現在私は大学4年生で、バイト等での給与所得は特に得ておらず、サラリーマンの親の扶養下にあります。

親の所得にもよりますが、うちの場合は扶養を外れた瞬間に20万円くらい余計に税金を収める必要が出るようで、催促されてやっと調べ始めた次第です。

年初からビットコインアルトコインもかなり上昇しているので、こういった学生は一定数存在すると思われますが、一般的な仮想通貨絡みの税制を解説した記事はサラリーマンが対象で、学生向けの情報がほとんど存在しませんでした。

そこで、ここ数週間は、いろいろな記事に分散していた学生に関係しそうな記述を集めたり、分からなかった部分に関しては税務署に確認したりして、関連情報を収集しまくっていました。

せっかく集めた情報ですので、同じような「扶養外れそう!困った!」という学生がいれば参考にしていただけたらな、と思って、この記事を執筆した次第です。

 

 

時系列でまとめると、

10月後半、BCH(ビットコインキャッシュ)が突如数倍の値段に跳ね上がる

11月も半ばだし、一度今年の利益を確認してからどの程度の売買ができるのかを確認しよう

計算の結果、扶養を外れるかどうかのライン上にいることが判明

なんとか扶養を38万円以内に収めるべく、ネットで調べまくるが矛盾した情報も多く税務署で聞きまくる

という順番です。

本当はフローチャートなんかで纏めたほうがわかりやすいのですが、そこまで自分に関係ないパターンも調べる余裕がないので私の調査を追体験するカンジでお願いします……

 

【ポイント1】103万円の壁はウソ! 38万円/年で扶養は外れる

知っている人にとっては当たり前なのかもしれませんが、私は知りませんでした。というか、勘違いしていました。というのも、「今年バイトしすぎて103万円超えて扶養外れそうだわ〜」という友達の話を聞いたからです。しかしそれは、仮想通貨トレーダーではなく給与所得者の話。給与所得を得るために必要な経費として65万円の給与所得控除が適用されるので、103万円もらえても実質的に所得として考えられるのは38万円である、という扱いになるそうです。

(このネーミングが致命的ですよね。扶養が外れるかどうかの計算は医療費控除だとか控除の名のつくものを計算する前に判定することになっているのですが、この給与所得控除は控除とは名ばかりの「経費申請のみなし制度」であって、だから収入から経費を引いた額が所得という定義が優先されるという……)

つまり、雑所得である仮想通貨の売買益は、収入から経費(だけ)を除いた所得が38万円を超えた段階で扶養を外れるということですね。

これ、「後で学生納付特例制度を使って納めていなかった年金をまとめて納付して、社会保険料控除で調整すればいいや〜」と思っていたので、きちんと調べていなかったら気をつけていたのに扶養を外れるところでした。危ない危ない。

 

【ポイント2】経費計上は誤差! 含み損・含み益の通貨で調整しよう!

長期保有しかしないから今年の売買益は絶対プラマイゼロだろ、と始めた当初は思っていたのですが、中国で仮想通貨取引の規制が入って相場が乱高下した時にデイトレをしてしまってうっかり……というのは誰にでもありますよね!

ガチホ有利と言いつつもやっぱり短期的な相場を予想しやすいタイミングも訪れるわけで、最初の見通しが甘かったと反省。

上がった通貨を売って下がった通貨をナンピンしていたこともあって、43万円ほど利益が出てしまって何かしらの対策を講じなければ……となっていたタイミングで含み損を抱えていた銘柄を売るという選択肢はありました。

売買手数料が高いのであまり損益の確定だけのために一度日本円に戻す、というのはあまりやりたくなかったのですが、上述の社会保険料控除が使えないことがわかったのでタイミングを見計らってRippleを売りました。

jp.cointelegraph.com

 

31円で買った1万XRPを25円で売ったので6万円の損益ですね。まあ、5勝1敗の1敗くらいなんで良しとしましょう。

これで38万円以下に所得を抑えることができました。

ちなみに、仮想通貨売買に必要な経費って本当に少なくて、いくら頭を捻ってみても入金・送金手数料の数百円くらいなものでした。パソコンも実際に売買に使用している割合が2%くらいとして買い替えサイクルが4年と考えると1年あたり0.5%なので元値10万円でも計上できるのが500円、それに所得税率20%をかけて100円の節税効果という……。スマホの費用も4万円/年くらいで売買に使用してるの10%くらいですし……。

ベルリンでLiskのカンファレンスに参加したら旅費を経費申請できますか? って聞いてみたんですが、それに参加しないと売買できないんですか? って言われて合理的な説明ができる気がしなかったので諦めました。

いや、ベルリンに行くような時間的・金銭的余裕は無いんですけどね。

 

ちなみに、これから年末調整用に損益が出そうな通貨でオススメなのが、BTC + BCH です。

こんなマニアックなブロクを読んでいる人には周知の事実だと思いますが、マイナーが覇権争いをしてくれているおかげで、BTCもBCHも乱高下しつつBTC+BCHの時価総額は常にほぼ一定になる特性がありますから(執筆時点での話)、これ年末に扶養内に収めようと手頃な銘柄を探している学生や主婦のための通貨なのでは?? と疑いたくなるレベルです。

下がった方だけ売って、利益は来年に持ち越しながら損失だけ今年の分として計上しましょう。

【ポイント3】利益が大きいなら、いっそ学生のうちに扶養をはずれよう!

扶養を外れると10〜20万円ほど(扶養家族手当がある会社ならもっと)親の負担が重くなる、という話から、何としてでも扶養を外れないという前提でいろいろ考えてきましたが、利益が数百万円を超えるようであれば扶養を外れたほうがお得な場合があります。

何度も書いてますが、仮想通貨の売買益は雑所得扱いですので、収入が少ないほど所得税の利率が低くなります。つまり、給与所得が無い学生は、195万円までの利益にかかる税金が住民税10%+所得税5%で15%! なんと株より安い!

これが社会人2年目、年収250万円で仮想通貨の利益が195万円だったとすると、それだけで80万円ぶんは5%、115万円ぶんは15%余分に税金を払う必要があるわけです。

差額は21.25万円。こんなんなら学生時代に売っておくんだった!! と後悔するでしょう。単純化のため、もらえる年金の額の増減などは考えていませんが、定年後の数百万円より20代の20万円の方が重要度は高いのではないでしょうか。

最近LiskとBCHがさらに上がりつつあるので、12月末日までこの選択肢も残しておこうかな、と思っています。その場合、親にはいくら負担が増えるか聞いて、その分をビットコインで送りつけようかしら……。

ただ、来年度から月15万円(課税前)を国から貰える身分になるのですが、再来年度以降の継続が不透明なのでなんとも言えない状態です。

学振とれば何の問題も無いんですけどね!

 

さいごに

研究者として国や企業からお金をとってきたり、学振やリーディングプログラムなんかで給付金を受け取るにあたって、税金周りの知識は必須です。

 

あいつ研究もせずに何やってんだ……とか思わないでくださいね!!

研究も税金の勉強もがんばってます!!

 

……え? トレードは研究に関係あるのかって……?

健全な研究活動は、健全な経済状態あってこそですから……!!

 

ノンストップライティング5日目

 3日ほど日付が空いてしまいました。申し訳ない。

700kmのロングドライブ(うち高速道路200km)の後、ぶっ倒れてました。

下道の疲労は高速道路の比ではないですね。まだ肩こりと腰痛と全身の倦怠感が抜けません。

あと眼精疲労もひどくて、ろくにディスプレイを見れません。運転って目も酷使するんですね。自動運転はよ。

そんなかんじで頭もぜんぜん回らないのですが、2日間爆睡したおかげで多少ましになってきたので、今日からノンストップライティングを再開させようと思います。

というか、はじめての道で運転しながら何かするって無理ですね。いつも同じ道を往復しているだけだったのでこの感覚を忘れていた……。

帰りは新東名、圏央道東北自動車道と走り慣れた道を行くつもりなので、余裕があれば音声入力は再チャレンジしてみたいと思います。

〜〜〜〜〜

ノンストップライティングそろそろネタ切れしてきたかもしれない。というか、このブログの方向性がまだ定まっていないので、そろそろある程度は決めたほうがいいかもしれない。今、匿名ブログにしようか実名にしようか、それすら決めていないので。まあ、特定されるかもなーって情報もチラチラ出してるので、匿名にしようと決めたら今の記事は消すかもしれないです。あ、でも、実名の方に今はよってますね。研究者はブログをするべき!っていう言説を何処かで読んだのですが、それにとても説得力を感じているので、自分も早いうちからそういったスキルを磨いておこうかなーと思っています。どうせ公人みたいなものだし、批判を恐れていては何も生み出せないですしね。ただ、たしかに実名だとなかなか書きにくいことっていうのもあるわけで、実名ブログと匿名ブログを両方やればいいんですかね?

いや、これもダメです。ひとつのブログを続けるだけでもきついのに、使い分けるなんで自分には出来ないのは目に見えている。Twitterをいくつかアカウント使い分けていたのに、いつの間にか一つのアカウントに統合されていたのがその証左です。複数アカウント使い分けが面倒なのと、このつぶやきはどのアカウントでするのが適切なのか?っていう部分に余計な脳のリソースを使っている気がして、それでぜんぜん続きませんでした。

まあ、なのでこのまま様子を見て、なにかきっかけがあれば実名ブログにシフトってかんじですね。

おそらく、そのなにかきっかけっていうのが数日後に来ます。リーディング大学院の試験結果の発表です。たぶんリーディング大学院の試験結果をここ数日で発表する大学なんてたかが知れているので、大学名までは簡単に特定されますね。確か東北自動車道を使っているとも書いてるので、さらに簡単だと思います。

そう考えると、匿名ブログのデメリットには、特定されないように気をつけなければいけない、というものもあるんですね。面倒そう……。個人情報保護法で分かる通り、それ一つの情報では個人は特定できないけど、組み合わせれば簡単に特定できる情報ってのもいっぱいありますからね。

何を書いて良くて、何を書いたらまずいのかっていうのの管理はかなり難しいでしょうし、匿名ブログだから、と炎上しそうなことや危ないこと書くと、そこで個人が特定されて大変なことに……って展開も容易に想像できますし、そう考えるとやっぱり匿名であることのリスクっていうのは無視できないですね。実名ブログとして運用するけど、あまり実名であることを意識しすぎない、ってのもいいかもしれません。いいとこ取り。

実名ブログにすれば、書けるネタが格段に広がりますよね。自分の研究分野に触れることもできますし、論文が出ればその宣伝とかもブログでできますし、大学のことも書けるし、エトセトラ。

フェイスブックだとやっぱり流れてしまうので、フローよりストックの情報発信できる場っていうのを持っていると資産になるイメージです。

他にブログやブロマガをやってる人を参考にして、いろいろ情報収集を継続的に行いたいです。

ところで、ブログといえばアフィリエイト収入ですが、そのへん研究者が行うのは法律的にどうなんでしょう。正確には、学振やリーディング大学院の給付金を受け取っている研究者ですね。要項の副業禁止規定のあたりを読んでみたんですが、とくにブログでのアフィリエイト収入を禁止する文言は書いてないんですよね。講演会の謝礼や書籍の執筆料、印税については研究活動の一環であればOKという記述は見つけました。それ以外は単純に想定されていないのか……?こういった収入は法律的には雑所得に該当するので、雑所得のうち一部がOKという記述があればそれ以外はダメですっていうのは書類的にとても難しいんですね。というか、雑所得というには本人の意志に関係なく発生してしまう可能性のある所得でもありますしね。海外旅行や学会のために円をドルに変えて、余ったドルを1週間後に円に戻す時とか、ドル円レートの変動によって利益がでてしまう可能性があるじゃないですか。これも雑所得として計上するわけで、FXで利益が出ました、っていうのと本質的に不可分だと思うんですよね。誰が審査するんですか、この雑所得はOKでこの雑所得はアウト、なんて。学振とってるのに給与所得や事業所得がある、っていうのは線引きが明確で、誰の目からもアウトって言えますけど、雑所得の場合はこのような問題が出てくる。そういうことで、規約には明記せずに、おのおのやってもいいけどそんなに推奨されることではないよ、という立ち位置なのかなーと考えています。

そもそも、なんで副業禁止なのか?という原点に立ち返って考察しますと、学振やリーディング大学院の趣旨自体が、研究者が100%研究に打ち込むため、国が支給するお金ということですから、十分なお金あげてるんだから研究に専念しろよ!と言われかねないような状況を、納税者たる国民一人ひとりの感覚でジャッジする、という性質のものなんだと思います。だから研究活動の一環である書籍の執筆や講演などは大手を振ってOKなんでしょうね。それ以外にも、例えば、自分の研究分野や自然科学一般についてブログで解説記事を書いて、読者に紹介する意味でアマゾンのアフィリエイトリンクを貼るというのはOKだと思います。本を紹介する時、書影や買えるサイトへのリンクを記事に埋め込みたいと考えるのは自然なことですし、読者への利便性にもつながります。加えて、書影は著作権の保護の対象なので、アマゾンのアフィリエイトリンクで提供される埋め込みコードを使用しないと書影を使うことができないという制約があるので、アフィリエイトリンクにせざるを得ないのです。他にも、ブロックチェーンの研究をしている人がビットコインを購入して含み益が出て、アルトコインの開発状況に応じてイーサリアムやリスクをその売却益で購入するというのは自然な雑所得の入手方法でしょう。私の例でいうと、プリンテッドエレクトロニクスを研究分野にしていて、有機ELの封止材の情報を得ようと三井化学の株主になる、というかんじでしょうか。これは正確には雑所得ではないですが。ちなみに、雑所得は税法上のメリットはあまりなくて、毎日仮想通貨でデイトレみたいなことをしている人は、それが趣味的なものではなく事業であるとみなされて、経費の計上が認められる事業所得になります。事業所得として認められる基準が、それが主たる生計のための収入になっているか、だとかその活動に多くの時間や物品などのコストを割いているかというものだと記憶しているので、このあたりまで学振やリーディング生の身分で行うのはアウトだと思われます。副業というか、こっちがメインですと言わんばかりの税制上の扱いを受けてしまうわけですから言い逃れができませんね。副業の定義ってどこかに存在するんですかね。いろいろ調べてもパッとは出てこなかったんですが。株や仮想通貨、アフィ、動画収入などは、それが事業所得として認められるような状況にないかぎり、趣味的なもので予期せぬお小遣いが入ったね、くらいの扱いになるのがやはり自然ですね。

大学によってはきちんとアレはOK、これはダメ、と明文化されている可能性もありますので、究極的には大学にきちんと確認しましょう、ということなんだと思いますが、事務の人に聞いてもその事務員の感想を言われるだけという可能性もありますので、規約はできるだけ頭に入れてから質問に臨みましょう。その決まりはどこの誰が決めて、どこに明文化されていますか?と聞くのを忘れずに。

〜〜〜〜〜

目の疲労がやばい

つかれた

明日からがんばる

ノンストップライティング4日目

え?毎日続けるとか言って一昨日の更新が無かったじゃないかって?

あれは23時50分くらいに書き始めたら、更新したのが日付をまわった後だったんです。

つまり、サボったのは一昨日ではなくて昨日です。そこのところよろしく。

昨日はいろいろプライベートが忙しかったのと体調が悪かったのとパソコンを研究室に置きっぱなしだったので、あ、今日はそういう日なんだな、と思って更新しなかったわけです。

毎日続けなければいけない強迫観念に駆られていると、一日更新しなかっただけで精神的ダメージが多すぎるのでオススメしません。たまには休んだっていいんです(3日しかやってないのは「たまに」なのか?)。

ということで、気を取り直してノンストップライティング4日目を行っていきたいと思います。

 

〜〜〜〜〜

 

昨日は何を書いたんでしたっけ。あ、そう、サボったんでした。さっき書いたやん。一昨日は何を書いたんでしたっけ。ぜんぜん覚えてない。仮想通貨か。今日も仮想通貨書きます。ちょっと動きがあったので。

今日はNEMについて書きます。というのも、昨日やっと既得バランスが10000を超えまして、ハーベストが開始されたんです。委任ハーベストのほう。

18000XEMをコインチェックからnano wallet に移動して8日目のことです。まだハーベスト成功してませんが、いつ最初のコインが振り込まれるか楽しみにウォレットを確認する毎日です。ただ、POIが0.14×10^(-4)ということで、1分に一回抽選があるといえど最初の割当が来るのはいつになるのやら、ってかんじですね。ビットコインのマイニングファームみたいに、ハーベストファームみたいなのできないんでしょうか。数ヶ月に一度、数千円分ゲットみたいなのが大勢より、一日数円でも入ってきた方が嬉しいです。私は。選べるようになるといいですよね。ハーベストの仕組み的に難しいのであれば、その上位レイヤーで参加者で分配するような仕組みを上乗せしてあげればイケる気がするんですがどうなんでしょう。

まあ、その前にカタパルトの実装をしてもらわないといけないので、このへんの細かいサービスは後回しでいいです。サードパーティーでもいいです。

さて、NEMについて書いてきましたが、そろそろ仮想通貨について書くのは飽きてきました。もっとほかの話題は無いんかい、と。

前回は確かブログで書くなら思考実験だよねーという話もした気がするので、そういった内容もぼちぼち書いていきたいと思います。

ところで、ブログの内容をまとめて本にしました、ってあるじゃないですか。あれ素晴らしい発明だと思うんですよね。事前にブログのアクセス数でその本に需要があるのかある程度予測がつきますし、読者の反応からどんなトピックについて深掘りすればいいかリアルタイムで考えることができますし、その読者が最初の顧客になるわけですよね。これこそまさにリーンスタートアップ!いやー僕もブログで副収入を得ながら出版して名刺代わりに「これ著書です」って配り歩きたい。

落合陽一さんの一冊目の本がブログ初なんでしたよね、確か。最近でいうと。昔からやられている手法ですが。ここで普通のブログならアフィリエイトリンクでも貼るんでしょうか。まだ記事数が5件しかないから、たぶん審査通らないですね。はてなブログって扱いがまた違うんでしたっけ。前のワードプレスで作ったサイトの審査通した時に調べたので、またそこから変わったりしてるかもしれないですし、あとでちゃんと調べてょうがいいですね。

さて、今回ワタシが書こうとおもっているのは、「ヒラメ左に右カレイは、ヒラメやカレイにも通じるか?」言い換えれば、左右の概念がどのように発生し、規定され、伝達されるか?というテーマです。いきなり何言ってんだこいつ、と思ったそこのアナタ。ええ、私はいつもこんなことを思っていますよ。そして予定をすっぽかしたり、眠れない夜を過ごしたりするんです。完全にADHDだこれ。まあ、それは置いておいて、左右の概念って、そもそも何だ?ってことはかなり重要じゃないですか。お茶碗を持つ方だよ!って幼稚園の先生に言われて、じゃあ左利きの人はどうすんだよ!!と反発する、っていうのは誰もが通る自然な道です。

というか、左右ってよく間違えません?その道、右に曲がってーいやごめん左だわ、ってことよくありますよね。これは上下が重力方向の違いで、前後が目の付いている方向かそうでない方向か、という明確な違いを直感的に感じることができる一方で、左右がどっちでもそんなに変わらないというのがややこしさの元凶になっている、という考察です。普段からあー心臓が左にあるぶん重心が左に傾いてるわーとか、右の方が筋肉モリモリですこぶる調子がいいわーとか思いませんよね。そこで冒頭の、ヒラメやカレイの話に戻ってくるわけです。左右非対称な構造を有する生命体であれば、左右の違いは上下や前後と同じくらい明確なのでは?と。左右で手の大きさが全く違うカニとかを思い浮かべれば、右と左の違いはすぐに分かりそうだなーという感覚はわかりますよね。ただ、人間と魚ってそもそも頭ー足方向が上下方向なのと背中ー腹方向が上下方向ってので、一対一対応ができないということに気づくわけですね。左右非対称で二足歩行する適当ないきものがいないので、この思考実験はあまり美しくないな、と思うわけです。というか、上下は重力方向、っていう定義が体の構造に寄らないので、この定義はあまり左右と対応していない、美しくない定義ということがあぶり出されたわけです。これは思わぬ副産物。ラッキーですね。前後とはすなわち進行方向かどうか、ですから、横歩きするカニにとっての前後は前も後ろも同じと言えそうです。前者の例もカニだったので、ちょっとわかりにくい例えになりましたね。反省。ヒラメとカレイでいうと、尻尾から頭にかけての方向が前、その逆が後ろの方向ということになって、上下は重力方向ですから目がついてる側、ついていない側。この世界は3次元なので、もう一次元必要になるわけですが、それは背、腹方向なわけですね。図を書いてみれば一目瞭然ですが。ということで、ヒラメやカレイには「左右という概念そのものが存在しない」ということがわかりました。

いやー、満足満足。

当たり前の常識を疑って、新しいサービスなり新しい研究成果を出す時って、こんな思考力がとても役に立っていると感じます。

みなさんもオススメですよ。常識と思われる事柄を、基本的な公理から導出できるか?っていう思考実験。本当に平行線は交わらないの??とかね。

ここで、左右の話をしたので、宇宙人に左右の概念を説明するにはどうしたらいいか?という一歩進んだ有名な思考実験も紹介しておきましょう。

さっきまでの話で分かるように、左右の説明を体の構造でするのはナシです。宇宙人が地球人と同じ利き手をもつとも限りませんし、宇宙人はAIとかガス状の生命体で体という概念が無いことも考えられますからね。そこで、地球人の映像なり本人なりを送り込んで、こっちですよと伝える方法が真っ先に思い浮かびます。それは確かに正解ではあるんですが、思考実験的には面白くない答えになります。このあたりは感覚の問題でもあるんですが、いや、そりゃそうだろ、という答えは面白くないです、やっぱり。ここで、より正解(一つに限らない)をどんどん面白くするために、制限を加えていきます。

最初の制限は、伝えられる情報を、知的文明が通常持ちうると考えられる、共通の科学知識に限る、とでもしましょうか。例えば、イスラム教で不浄とされる方の手が左手、とか社会学的なものはナシです。地球の生物だけに適応される法則もナシです。地球人の心臓がある方が左、とかですね。高校で生物を習った人が思いつきそうな方法として、アミノ酸が右手と左手に対応する関係にある(これを鏡像異性体、キラルという)っていうのがありますが、それも偶然地球の生物がL型のアミノ酸を使っているだけで、D型のアミノ酸で構成された生物が多い場所も宇宙には同じくらいあると考えられるので、それもナシです。

ところで、地球の生物がL型のアミノ酸で構成されるようになった起源が最近分かってきたらしいです。これが、偶然太陽系の形成時期に近くで起こった超新星爆発だかパルサーからの放射線の偏光が一方向に偏っていて、そのパルサーの上半分にあった星間ガスに含まれるアミノ酸はL型に偏って、下半分のアミノ酸はD型に偏ったみたいなことが起こったらしいですね。いやー何事にも理由ってあるんですね。これだから科学は面白い。

話がそれました。あ、それたついでに、辞書で左右がどう紹介されているかにも触れておきます。これがエレガントなことに、右……北を向いた時の東。と8文字で説明されちゃってるわけです。いやーさすが辞書。美しい。しかし、これはどうなんでしょう。北や東の概念は社会学的なものなんでしょうか。方位磁針が北をさすのは、地球に磁場があるおかげですね。これが宇宙線太陽フレアから地球を守ってくれているわけです。起源が磁場ってことは、地球以外ではS極が北かもしれないじゃん!ってことでアウトっぽいですね。ただ、この磁場とか磁石の話が出てくると思い至るのが、右ねじの法則とかフレミングの左手の法則とかです。これってまさに左右の話じゃないか!って思いますよね。私もそう思ってました。ただですね、面白いことに、実は、S、Nって勝手に人間が定義しただけで、電子がマイナスの電荷、陽子がプラス、みたいなちゃんとした定義じゃないらしいんです。知らなかった。なんかこのあたりから記憶が曖昧で、たしか、とかたぶん、とかいう助詞が増えてきます。ならなんで書いた。

書き始めたものはしょうがないので、結論まで書きます。左右を宇宙人に伝えるいちばんの方法は、とある原子が崩壊するとき、放出される素粒子が自転している面に対して上下方向に偏りがある場合があるらしいんですね。それを利用するらしいです。はい。

なんだこのぐだぐだ具合。

これ、思考実験をちゃんとしようとすると、下調べや考察時間めっちゃ必要ですね。

これノンストップライティングに向いてないです。

まあ、やってみてわかったことですから。それもまた良しってことで。

たぶん友達と話題にするときは、いろいろなサイトを参考にしながら、グーグル先生の助け舟フル活用で話すんだと思います。

まあ、現代人っぽくっていいじゃないですか。ググれる範囲を広げておくっていうのが現代人に大事なスキルなんですよ。すべてを暗記する必要は無いんです。

さて、次回は何を書きましょうか。

そういえば、お盆に忙しくて帰省できなかったので、これから帰省するんですよ。大学生の特権ですね。

自分の車があるので、8時間くらい運転しながら帰るのですが、ようはその間の時間がくっそ暇なんですね。

ということで、次回は、実験的に、音声認識を使って執筆してみたいと思います。

どこかで読んだ。執筆はタイピングより音声認識だ!みたいなブログを。

5回目にして手法を変えたら継続的な効果がわからないのでは?と私の中の科学的思考がツッコミを入れるのですが、どうせN=1ですし、統計的な信頼性は最初から期待していないんです!!

ということで、次回、お楽しみに!!

〜〜〜〜〜

アンドロイドの音声入力の精度が心配なので、今は使っていないiPhoneを久しぶりに引っ張り出すかもしれない

あと投稿前に誤字くらいは直すかもしれない

 

ノンストップライティング3日目

ブログを初めて3日目ですが、昨日、何人かに読まれたみたいです。

ありがとうございます。誰かに見せようとはじめたわけでは無いですが、読者がいるとなると俄然やる気が出ますね。

1日目、2日目を見返すと、改行が無いのが見にくくてしょうがなかったので、ノンストップライティング中はばーっと書きなぐるにしてもその後ちょっと改行くらいは編集しようかな、と思った次第です。

そんなに手間でもないしね。

手間がかからない、って大事。

ズボラブログ。これ継続の秘密(3日目のくせにお前は何を言っているんだ)

 

ということで、3日目はじめます

 

〜〜〜〜〜

昨日は何を書いたんだっけ。あ、そう、仮想通貨の最近の値動きの話でしたね。だったかな。書いてから後悔したんですが、別に私が言いたいのは、仮想通貨儲かるから投機しようぜ、ではなくて、これからの社会を変えうる技術だから投資しようぜ、だったんですよ。まあ昨日のタイミングで乱高下してましたから、値段が切り口になってしまったのは致し方ない。今日は中国リスクが後退して一気に値を戻してましたし、今日は仮想通貨のどこに魅力を感じているのか徒然なるままに書いていきたいと思います。

まず、新しい技術、あ、ちょっとまって、めっちゃLINEが来る。集中できない。次からLINEログアウトして始めよう……。

まず、新しい技術が私は単純に好きです。ミーハーです。それで、数十年、数百年に一度の変革なわけです。仮想通貨。国家の発行する通貨からの大転換。身銭を切って買うっていうのは、いちばんの勉強法ですから。ただニュースを追っかけるより、気合の入り方が違います。損するかもしれない、って時にめっちゃ調べますし、頭に残りますしね。私のポートフォリオがそのまま、その通貨への期待度を表しているので、何をどのくらい持っているのか紹介したいと思います。

まず、一番比重を大きくしているのがLISK(リスク)です。名前からRiskを連想する人が多いということで、近々名前が変わります。ダークコインがイメージ悪すぎてDASHにリブランディングしたのと同じ趣旨でしょうか。なので、頑張って開設してもこのブログのSEO向上にはあまり寄与しません。そういう下世話な話は置いておいて、えっと、LISKはSDKが出ます。Javascriptで。統合開発環境って言って、iPhoneアプリをつくるためのXcodeのような存在です。詳しくはググってください。というかんじで、サードパーティのアプリケーション開発が活発になることを期待して買い込んでます。250円の時代に1000コイン買って、いま700円くらいです。これだけで45万円くらい儲かった計算ですね。すげぇ。まあ、利確してないのでその言葉通り確定した利益ではないのですが。そして、大学院の入学金を払うだけの貯金が無かったので、すべて利益はそちらに振り向けられます。奨学金を借りずに乗り切れそうっていうのが一番助かりますね。バイトするのと正直どっこいどっこいですが、(情報収集にあてる時間や取らなければいけないリスクと天秤にかけて)、将来の役に立つ知識技術が手に入っていると考えてよしとします。イーサリアムのようなスマートコントラクトを実現する用途での使用が想定されていますが、イーサリアムがそのブロックチェーンもメインチェーン上にサードパーティの契約を書き込んでいくのに比べて、リスクは用途に合わせてサイドチェーンを増設していく形をとるので、目詰まりを起こしにくかったり(処理能力を別のアプリケーション同士で奪い合わない)、バグフィックスにハードフォークが必要ないといった利点があるそうです。時価総額がまだ少なく、知る人ぞ知る(といっても20位以内ですが)っていうのも魅力のポイントです。マイナーなバンドほど貢ぎたくなるあの心境です。

次に比重が高いのがNEM(ネム)です。25円の時に20000枚買って、いま32円くらいだったかな。なので、最初はNEMが一番多かったのですが、リスクが3倍近くに値上がりしたのでポートフォリオが逆転してます。NEMには日本人が多く開発に関わっていて、テックビューロで日本初のICOプラットフォーム、COMSAが使われて、そのCOMSAで使える通貨ということで用途の拡大を期待して買いました。カタパルトっていう、いくつものブロックチェーンを並行して複数レイヤーで処理できるという技術がいちはやく採用されそうな雰囲気で、ブリッジ通貨としての役割も期待できますね。mijinで検索するといろいろわかりやすい解説がなされているサイトが出て来るはずです。

この2つで総資産の半分以上を占めていて、あとはビットコイン、イーサリアムが15%ずつ、リップルビットコインキャッシュが10%ずつ、っていくバランスです。

あまりこれらの通貨について書こうという気はあまり起きません……メジャーすぎるので誰か書いてくれるやろ……っていう心境。

何か大きな動きがあれば書くかもしれないです。

まあ、いままで個別具体的な通貨について言及してきたわけですが、仮想通貨市場全体として成長市場だと思っています。ひとつの通貨に集中投資するのはさすがにリスクがでかすぎるので、(中国でのICO規制の煽りを直撃したNEOとかOMGとかね。あの下落はポートフォリオの比重が高い人にとってはまさにOMGでしょう)分散させている意味合いも大きいです。

インターネットの黎明期は一部のオタクにしか使われていなかったのが、今ではすべての人に無くてはならない技術になったように、仮想通貨もいずれ難しいことを考えなくても誰もが自然に使用するものになっていくでしょう。というか、法定通貨と仮想通貨を比べたときに、法定通貨はいろいろ使いにくいけど仮想通貨は便利だからそっちで資産をもちたい、っていうのもスタンダードな考えになっていく気がしています。だって、普通に考えてこんな極東の島国でしか使えない種類のお金持っててもしょうがないじゃないですか。かさばるし、インフレで毎年目減りしていくし、取引履歴が追えないから犯罪に使われるし。あ、そういう意味で私が悲観している市場が仮想通貨というくくりにも一つあって、それは匿名系とカテゴライズされる取引履歴が追えないタイプのものです。ビットコインが犯罪の温床になるとか一時期騒がれてますけど、現金の方がよっぽど犯罪の温床ですよ。マウントゴックスで消失したビットコインは、そのすべてが消失した後どの口座に転送されたのかの履歴が残っていたそうですし、実際に資産差し押さえに成功したみたいですよ。詳しくはググってください。

ということで、いまビットコインが上がった下がったいってますが、それすら疑う必要が出てくるわけです。ビットコインの価値が上がったのではない。ビットコインやアルトコイン以外の通貨の価値が下がっているのだ、と。日本円とまでは言わずとも、トルコリラくらいに市場参加者が増えれば日常生活に支障が出ないレベルで価格が安定するんじゃないですかね。もしくは価格が安定するような仕組みを入れてしまえばいいんですよね。そういう通貨に需要があるなら、そういう通貨が登場するのは必然です。

さて、仮想通貨についていろいろ語ってきましたが、明日からは何を話しましょうかね。事前に考えておくとそのぶん、さて書くかーとパソコンを開くまでの心理的障壁が低くなる気がします。

なにか思考実験するのが好きなので、次はそれをやってみるのはありですね。最近だと独身税の導入議論とかありましたけど、それより受け入れられやすい結婚制度の改革は何か、とか。やっぱり独身の人が子供のためにお金を使わず、自分のためにお金を使う傾向があるっていうのはある意味で真実だと思うんですよね。結婚したくてもお金が無いんだ!っていう人がいますけど、そういう人ってそもそも相手がいないか、お金がなくても結婚したいんだ!とまでは思っていないかのどっちかじゃないですか。あ、これ炎上しちゃいますかね。頭に思い浮かんだことをノータイムで書き連ねるノンストップライティングですから、ある程度言葉足らずなのは許してください。すいません、なんでもしますから!(なんでもするとは言っていない)

 

〜〜〜〜〜

 

3日目おわります。

あ、筋肉痛は治りました。

3000字を25分で書いても疲れなくなりました。

 

このまま1週間くらい続いたらなにか自分にご褒美を買おう。寿司とか。